アクション コックピットを導入してよかったというご評価のなかでもっとも多いのが、営業会議が変わったという声です。
長々と無駄な会議をするよりも、少しでも顧客訪問を増やしたほうがいい、だから営業会議を短縮したい、しかしどうしても長くなってしまうという悩み、あるいは、極論では営業会議などやめてしまえという人もいます。
しかし営業会議を無理やり短縮することの弊害はやがて確実にやってきます。第一に、部門長からの方針を伝えるだけの一方通行となったり、特定の人の簡単な報告だけに終わり、営業メンバーにとってはしだいに中味のない、それこそ儀式になってしまうことです。
他のメンバーから有益な情報を得ることも、相談する場もなくなってしまうと、営業会議は営業メンバーにとっては参加する意味がほとんどなくなってしまいます。
もうひとつは、映画の湾岸警察署ではありませんが、「事件は会議室で起こっているのではなく、営業現場で起こっている」のです。部門長の役割は、営業現場で起こっているさまざまな出来事、また状況の変化を集約し、なんらかの対策を打つことが求められています。また現場での変化、つまり顧客のニーズや顧客を取り巻く状況の変化を掌握し、市場はなにを求めているのかを的確に伝える「情報のゲートキーパー(門番)」の重要な役割を担っているのですが、営業会議を短縮しすぎると、次第に生きた情報が入ってこなくなってしまうのです。
だから、営業会議はできるだけ短縮し顧客訪問を増やしたい、営業は顧客と商談してナンボ、しかし情報の共有はもっとしないと営業のレベルが上がらない、それぞれがバラバラの活動となって成果が上がらないというジレンマが生まれてきます。
それを解決するのがSFA営業支援システムです。アクションコックピットを使うと、それぞれのメンバーは日報から、それぞれのメンバーがどういった活動をしてきたか、そこで何が問題となったか、どのような成果があったのかなどの情報が、会議をする前にすでに営業のメンバー間で共有されている状態になります。部門のトップやリーダーは「営業現場で起こったこと」をつぶさに見ます。会社によっては、社長が見ているというケースも多いのです。
情報がすでに共有されているので、ダラダラと活動報告をする必要がなくなります。レポートでは表現できなかったこと、また重要なポイントだけを報告すればいいし、また相談を持ちかけたり、互いに的を射た情報交換もできるようになってきます。部門長やリーダーも、事実に基づいた的確な指示やアドバイスが行えます。
営業会議をもっと短縮し、しかももっと有効なものにしたいというのは欲張った望み、昔からある悩みですが、それは情報の共有の仕組みとしてのSFAを上手に利用することで解決します。