アクションコックピットが誕生したのは2000年の春です。SFA営業支援システムでは、日本ではじめて、インターネットを通してシステムを利用することを前提として本格的に開発したのです。当時は、SFA営業システムは数千万円というのが普通でした。そんななかで、1ユーサー月額2,000円という格安料金でスタートしました。今でも標準版は同じ価格のままです。
アクション コックピットのシステムを開発し、サービスを始めたのは、営業の仕事を効率化させ、またひとりひとりとチームのパワーアップに役立つツールが必要だと痛感していたことが第一の理由でした。
顧客ニーズが高度化し、また製品やサービスも高度化し、また変化も激しくなってきた、また対応にスピードが求められるようになってきたなかで、営業部門も、情報共有や営業プロセスの改善が重要になってきたにもかかわらず、営業は情報が個人の背中に張り付いたままという時代だったからです。
もうひとつは、SFA営業支援システムが高価だったこともあって、あれもしたい、これもしたいと機能を複雑化させたことで、「難しすぎる」「操作が煩雑」だから「現場で使えない」ということも起こり、大きな投資しても、結局は利用されないということが起こっていました。
また、まるで現場の監視ツールのような位置づけで現場の反感も起こっていました。
営業支援システムは、営業のマネジメントツールとして役立つだけでなく、「営業の人が使いやすい」「ひとりひとりに役立つ」システムでなければならないと考えたのです。それが第二の理由です。だからユーザーインターフェイス、また細かな動作にもこだわる設計思想にいまでもこだわっているのです。